武雄市地域包括支援センター

高齢者の方々の介護サービス、日常生活支援などの総合的な相談窓口です。

武雄市地域ケア推進会議を開催しました

9月25日(火)に「武雄市地域ケア推進会議」を開催しました。

 

この会議は、今年度から本格的に毎月実施している「武雄市地域ケア個別会議」なかで話し合われた課題をもとに、地域に共通した課題を明確化し共有することで、地域課題の解決に必要な資源開発や地域づくり、さらには政策形成につなげることを目的に、年2回開催します。

 

構成メンバーは、

医師会、歯科医師会、薬剤師会、民生委員、民間企業(郵便局)、在宅介護支援センター、居宅介護支援事業所、訪問看護事業所、訪問介護事業所、病院地域連携室、社会福祉協議会、警察署、消防署、消費生活センター老人クラブの方々 

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今回の地域課題は、

①集まりの場、②移動手段・移送サービス、③半日型デイサービス、④独居高齢者の対応、⑤買い物支援

を取り上げました。

 

②移動手段については、

この会議以外でも常に要望が出てくる課題で、移動手段があれば、①集まりの場への参加や、⑤買い物支援といった課題も解消されるのでは、との意見。

 

④独居高齢者の対応については、皆さん対応に苦慮されており、

「病院から退院で自宅に帰したいが独居生活が困難で帰すわけにもいかず、受け入れてくれるところもなく退院が長引くことがある。どこに相談すればよいか。」

「入院、手術の際に身元保証人がいなくて困る。民生委員に相談されるが保証人までは受けれなくて困る。」

「救急搬送の時、緊急連絡先が分からない。他の市町は冷蔵庫に保管されているところもある。社協で配布されている『緊急連絡カード』を活用し、筒に入れ冷蔵庫保管してもらうようにしてもらったら助かる。」

「『緊急連絡カード』も『要援護者台帳(災害時に援護が必要な方の台帳)』も本人が拒否されれば記入してもらえず活用できない。強制力があれば…」

など、様々な意見が交わされました。

 

メンバーの職種が多種に渡り、またこの「地域ケア推進会議」も始まったばかりなので、会議の目的である政策につなげるとことまではまだまだですが、多職種の皆さまと武雄市の課題を共有するところから少しずつ進めていきたいと思います。